壁を傷つけてしまったら火災保険は適用される？壁の修理で使える保険の種類/最新情報

■壁の修理で使用できない保険

まず初めに、壁の修理において使用できない火災保険の例をご紹介します。

壁の修理に使用できない火災保険として挙げられるのが、セゾン自動車火災保険株式会社の「じぶんでえらべる火災保険」です。

この「じぶんでえらべる火災保険」は、その名の通り、ご自身のライフスタイルや予算に合わせた保証内容を自由に選択することができるという点で、非常に融通の利く火災保険になっています。

しかし、ここで注意しなければならないのが、補償プランです。

「じぶんでえらべる火災保険」のプランには以下のプランがあります。

・基本補償：火災、落雷、破裂・爆発(残存物取片づけ費用、損害防止費用)

・地震保険

・火災、雹災、雪災(残存物取片づけ費用)

・水漏れ、物体の落下・飛来、騒擾等(残存物取片づけ費用)

・盗難

・水災(残存物取片づけ費用)

・諸費用(臨時費用、失火見舞費用、地震火災費用)

・類焼損害

・個人賠償責任

・高額な貴金属、美術品等の補償

・水まわり・カギのトラブルサポート

上記のプランを見てお分かりかと思いますが、当該保険には、「壁の修理」を補償する「破損・汚損」や「不測かつ突発的な事故」(日常的な破損事故に適用される補償)のプランが含まれていません。

したがって、「壁の修理」を「じぶんでえらべる火災保険」で補償してもらおうとするのは誤りだということがお分かりいただけたかと思います。

■壁の修理で使用できる火災保険

「だったらどういった火災保険なら壁の修理を補償してくれるの？」

と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

実は、壁の修理に対してきちんと補償が適用される火災保険も存在します。

その一例としてここでおすすめするのが、損保ジャパン日本興亜の「THEすまいの保険」です。

「THEすまいの保険」では、「火災をはじめとするさまざまな災害から日常生活の思いもよらないリスクまで、大切な建物・家財を幅広くお守りする」というコンセプトのもと保険を取り扱っています。

そんな「THEすまいの保険」の補償プランには、「不測かつ突発的な事故(破損・汚損など)」のプランが含まれており、「子供が室内で遊んでいる時にうっかり壁を傷つけてしまった」といった場合にも、保険金が適用されるという説明がされています。

そのため、日常生活における不測のトラブルによって傷をつけてしまった壁を修理するには、「THEすまいの保険」を利用するのが良いと言えるでしょう。

以上のことから、「壁の修理」においては、適用される火災保険とそうでない火災保険があることが分かります。

したがって、どんな火災保険でも「壁の修理」に適用されるというわけではないので、しっかりと利用する火災保険の内容をご自身で確認することが大切なのですね。